「楽天VTI」と「楽天・プラス・S&P500」はどっちがおすすめ?
「eMAXISSlim米国株式(S&P500)」とも比較したい!
この記事では「楽天VTI」「楽天・プラス・S&P500」「eMAXISSlim米国株式(S&P500)」の3つの投資信託を比較しています。
米国の株式に投資する投資信託は人気がありますが、たくさんの種類があり違いが分かりにくい場合があります。
今回は3つの投資信託の純資産や為替ヘッジなどの基本情報から、気になる手数料・リターン、投資先についてまで細かく比較をしています。
投資信託を選ぶ際の参考にしてみてください。
それでは詳しく見ていきましょう。
「楽天VTI」「楽天・S&P500」「eMAXISSlim・S&P500」とは?
「楽天VTI」「楽天・プラス・S&P500」「eMAXISSlim米国株式(S&P500)」はどれも米国の株式に投資する投資信託です。
「楽天VTI」「楽天・プラス・S&P500」は楽天投信投資顧問株式会社がファンドの運用の指図等をおこない、「eMAXISSlim米国株式(S&P500)」は三菱UFJアセットマネジメント株式会社が行っています。
次の項目からそれぞれの投資信託の比較を見ていくよ
楽天VTI・楽天・プラス・S&P500・eMAXISSlim米国株式の比較
今回は次の4つの項目で「楽天VTI」「楽天・プラス・S&P500」「eMAXISSlim米国株式(S&P500)」の比較をしていきます。
ひとつずつ見ていきましょう。
1.基本情報
まずはそれぞれの基本情報から見ていきます。
楽天VTI | 楽天・プラス・ S&P500 | eMAXISSlim 米国株式(S&P500) | |
---|---|---|---|
設定日 | 2017.09.29 | 2023.10.27 | 2018.07.03 |
純資産 | 18229.35億円 | 3649.91億円 | 61698.95億円 |
基準価額 | 34,263円 | 15,009円 | 33,721円 |
対象インデックス | CRSPUSトータル・マーケット・インデックス | S&P500指数 | S&P500指数 |
補足分類 | インデックス型 | インデックス型 | インデックス型 |
為替ヘッジ | なし | なし | なし |
- どの投資信託もインデックス型・為替ヘッジなし
- 「楽天VTI」は米国の株式市場に上場している約4000銘柄に広く投資。
- 「楽天・プラス・S&P500」「eMAXISSlim米国株式(S&P500)」はS&P500構成銘柄である約500銘柄に投資。
- 純資産は「eMAXISSlim米国株式(S&P500)」が一番多く、「楽天・プラス・S&P500」が一番少ないが、どの投資信託も十分な規模。
「楽天・プラス・S&P500」の純資産が一番少ない&基準価格が低いのは、3つの中で一番新しい投資信託だからっていうのもあるよ
2.リターン(年率)
次に気になるリターン(年率)を見ていきます。
楽天VTI | 楽天・プラス・ S&P500 | eMAXISSlim 米国株式(S&P500) | |
---|---|---|---|
6ヵ月 | 29.40 | 29.52 | 29.53 |
1年 | 39.01 | 38.87 | 38.82 |
3年 | 19.90 | – | 21.67 |
5年 | 23.32 | – | 24.15 |
- 6ヵ月・3年・5年でのリターンでは「eMAXISSlim米国株式(S&P500)」が一番高い。
- 1年でのリターンでは「楽天VTI」が一番高い。
「楽天・プラス・S&P500」は、まだ設定日から1年ほどしかたっていないため3年・5年のリターンは出ていません。
3.手数料
リターンとともに気になる手数料もチェックしていきます。
楽天VTI | 楽天・プラス・ S&P500 | eMAXISSlim 米国株式(S&P500) | |
---|---|---|---|
管理費用 (含む信託報酬) | 0.162% | 0.077% | 0.09372% |
購入手数料 | なし | なし | なし |
- 一番管理費用が安いのは「楽天・プラス・S&P500」。
- 一番管理費用が高いのは「楽天VTI」。
- どの投資信託も購入手数料はなし。
4.組入銘柄・投資先
まずは「楽天VTI」の投資先を見ていきましょう。
目論見書によると「楽天VTI」は98.8%をバンガード・トータル・ストック・マーケットETFに投資していると書かれています。
そのため、バンガード・トータル・ストック・マーケットETFの組入銘柄を見ていきます。
銘柄 | 比率 |
---|---|
アップル | 6.08% |
マイクロソフト | 5.78% |
エヌビディア | 5.12% |
アマゾン | 3.18% |
メタ | 2.26% |
次に「楽天・プラス・S&P500」の組入銘柄を見ていきます。
銘柄 | 比率 |
---|---|
アップル | 6.6% |
マイクロソフト | 6.6% |
エヌビディア | 5.3% |
アマゾン | 3.5% |
iシェアーズ・コア S&P 500 ETF | 2.3% |
さらに「eMAXISSlim米国株式(S&P500)」の組入銘柄です。
銘柄 | 比率 |
---|---|
マイクロソフト | 6.9% |
アップル | 5.8% |
エヌビディア | 5.0% |
アマゾン | 3.8% |
アルファベットA | 2.2% |
- それぞれ上位組入銘柄や比率に大きな違いはない。
- 「楽天・プラス・S&P500」は上位銘柄にETFも組み入れられている。
どの投資信託もほとんど同じ企業に投資しているのがわかるね
楽天VTIと楽天・S&P500はどっちを買うべき?emaxis slimは?
4つの項目で比較してきましたが、選ぶさいのポイントをまとめます。
- 手数料を抑えたいなら「楽天・プラス・S&P500」
- 高いリターンを狙うなら「eMAXISSlim 米国株式(S&P500)」
- より多くの全米株式の銘柄に分散投資したいなら「楽天VTI」
比較でもわかるように、それぞれの投資信託に現時点では大きな違いはありません。
自分が何を重要視して投資を行いたいのかによって選ぶのがおすすめです。
現時点ではどの投資信託を選んでも十分な純資産とリターン実績があるよ
投資信託のランキングをチェック
投資信託はたくさんの種類があるため、どの投資信託に投資するか悩む場合はリターンやレーティングを参考にしてみるのもおすすめです。
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まとめ:楽天VTI・楽天・プラス・S&P500・eMAXISSlim米国株式の比較
今回は楽天VTI・楽天・プラス・S&P500・eMAXISSlim米国株式(S&P500)の3つの投資信託の比較を行いました。
どの投資信託も十分なリターンをあげていて、これからのリターンも期待できる投資信託です。
大きな違いはありませんが、それぞれに少しずつ手数料や、投資先、リターンの違いがみられるので自分に合った投資信託を選びましょう。
もし悩んだらランキングなども合わせてチェックしてみてくださいね。
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