保有している株が大暴落したときどうすればいい?
買うべき?売るべき?
この記事では株価が暴落したときにどのようにすればいいのかを解説しています。
順調に株価が上昇している間は、株価の暴落や下落にについてあまり考えませんよね。
しかし、歴史的に見ても株価の暴落は定期的にあります。
その日が来た時にどのように対応するのか事前に準備をすることで、焦って失敗することを防げるかもしれません。
自分の大切な資産を守るためにも暴落に備えていきましょう。
それでは詳しく見ていきます。
株価大暴落の歴史は?
歴史的に株価は何度も暴落を経験しています。
有名な株価の暴落にはこのようなものがあります。
- 1929年:ウォール街大暴落
- 1987年:ブラックマンデー
- 1990年:日本のバブル崩壊
- 2000年:ITバブル(インターネットバブル)崩壊
- 2008年:リーマンショック
- 2020年:新型コロナショック
世界的な株価の暴落は、8~10年ほどのサイクルで来るといわれています。
そのため、株式投資をする中で株価の暴落は遅かれ早かれ経験することのひとつです。
保有銘柄の暴落を避けることは難しいですが、実際に株価が下落するときにどのように対応するのかによって資産の推移が変わる可能性があるため、事前に準備をすることが大切です。
株価の下落はなぜ起こる?原因は?
株価の下落は投資先の会社自体に原因がある「内部要因」と、上にあげたような株式市場全体の「外部要因」のふたつの要因があります。
内部要因 | ・企業の業績悪化 |
外部要因 | ・国内・世界の景気動向 ・政治情勢 ・為替相場 ・災害・事故 ・戦争や紛争 |
企業の業績だけでなく、国内や世界の情勢によっても大きく株価は影響を受けます。
株式市場がパニックになれば、企業の業績に関わらず株価が下落することもあります。
次の項目からは株価の下落に対してどうするのか見ていくよ
株価下落に焦らないためにすべきこと
歴史を見ても明らかですが、株価の暴落は一定期間で起こります。
順調に株価が上昇しているときでも、事前に株価下落に備えて準備をしておきましょう。
事前にできる対策として、このようなものがあります。ひとつずつみていきましょう。
1.銘柄の管理を行う
自分の持っている銘柄の管理を日ごろから行っておきましょう。
急に大暴落が来た時にはやっぱり焦ってしまうため、冷静な判断がしにくくなります。
自分が持っている銘柄の中で「どの銘柄」が「どのくらい下落」しているのか目に見える形で管理しておくのがおすすめです。
資産管理アプリの「カビュウ(Kaview)」を使えば全体の資産の推移はもちろんですが、月初来の損益をそれぞれの銘柄で確認できます。
下落時にはどの銘柄の下落が大きいか、もしくは少ないかを一目で確認できるので投資の判断がしやすくなります。
はっきりと数字で「下がっている」「上がっている」のかが見れるのでわかりやすいね
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一部の機能は有料ですが、アプリのダウンロードや利用は無料で可能です。
2.下落した場合どうするか事前に考える
実際に株価が下落したときにどのようにするのか事前に考えましょう。
「購入価格の5%を超えたら損切する」「この株価になったら買い増しする」など、いろいろなパターンを考えつつ、値動きに対してあらかじめどうするか決めておきましょう。
そして事前に決めたことを守ることが重要です。
決めた基準を守らず、なんとなくで損切りをしたり買い増しをすると、取引きの振り返りができませんし、今後の取引きを改善することも難しくなります。
3.株式以外の投資先も検討する
株式市場が下落しても影響を受けにくい投資先へ、分散投資について考えておくのもよいかもしれません。
「金」や「債券」、「REIT」や「不動産クラウドファンディング」など複数の投資先に投資することで、資産の減少の影響を抑えられる可能性があります。
もちろん一定割合を現金で持っておくのも効果的
株価が下落したときはどうすればいい?
では実際に暴落が起こった時にはどうするのがいいのか見ていきます。
暴落時にはこの3つのことしかできることがありません。ひとつずつみていきましょう。
1.損切り
ひとつは「損切り」です。
損切りは損失を拡大させないために、あらかじめ決めておいた価格で売却することです。
損切りのメリットはそれ以上損失が拡大しないことです。
しかし、一方で損切した場合は損失が確定してしまいます。
そのため損切り後に株価が上昇し元に戻った場合は、すでに損失が確定しているため保有を続けた場合に比べて余計な損失を出す可能性もあります。
- メリット:それ以上損失が拡大しない
- デメリット:損失が確定する
2.買い増し
ふたつめは「買い増し」です。
買い増しする場合は、平均取得単価より下がっている場合とそうでない場合があります。
取得単価より下落した株を買います場合は、「ナンピン」とも呼ばれさらに追加で購入し買い付け価格を下げる方法です。
買い増しのメリットとしては、安い株価で買い増すことによって、株価上昇時に大きな利益を狙えるということと、平均取得単価より下落している場合は平均取得単価を下げることができます。
一方、さらなる株価下落があった場合は、購入した分損失も増える可能性があります。
- メリット:取得単価が下がる場合も。株価上昇時に大きく利益が増える。
- デメリット:余計損失が増える可能性がある。
3.何もしない
みっつめは「何もしない」です。
長期投資を行っていたり、余剰資金で行っている場合、投資先に問題がない場合、何もせず静観するのもひとつの方法です。
株価は上がり続けることがないように、暴落し続けることもありません。
特に米国の指数は暴落後も期間の差はありますが、株価を戻しています。
ただし、個別株への投資は投資先の倒産などのリスクもあるため、下落の原因や投資先によっては株価をしっかりと確認したほうがよいでしょう。
株価下落時には株アラートを積極的に活用しよう
株価下落時は株価の動きが気になりますが、ずっと株価を確認するのは時間的に厳しいことも多いはず。
そこでおすすめなのが、設定した株価や一定の下落率に到達したときに知らせてくれる「株価アラート」です。
投資アプリの「moomoo(ムームー)」を使えばこのような細かい設定の中から、株価アラートを設定できます。
上昇トレンド | ・価格上がり ・日中上昇率 ・3分間上昇率 ・5分間上昇率 |
下落トレンド | ・価格下がり ・日中下落率 ・3分間下落率 ・5分間下落率 |
売買情報 | ・出来高 ・売買代金 ・売買回転率 ・買気配 ・売気配 ・買い数量 ・売り数量 |
指標 | ・MA ・EMA ・KDJ ・RSI ・MACD ・BOLL |
イベント | お知らせ |
設定を行えばスマホに通知が来るため、タイミングを逃すことなく投資を行えます。
また、ずっと株価を見続ける必要もなくなるため、投資へのストレスを減らすことも可能です。
「目を離している間に急落してた!」ということも少なくなるよ
moomooアプリから投資を行うには手数料が必要ですが、ダウンロードや株価アラートの設定をするのは無料で可能です。
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まとめ:株価の下落のときにどうするべきか徹底解説!
今回は株価が下落したときにどのような対応をするのが良いのか、また下落前にしておいたほうがいいことについて解説しました。
株価が順調に上がっているときは、暴落について考えたくないかもしれませんが、保有銘柄が暴落したときにどうするのか事前に考えておくことで「その日」が来た時に行動が変わってきます。
株価の暴落は投資のチャンスであることも多いです。
悲観するだけでなく、そのチャンスをどのように生かすかも考えながら投資を行っていきましょう。