
投資型クラウドファンディングって何?
デメリットはある?
株式以外の投資が知りたい!
今回は「投資型クラウドファンディング」についての解説します。
投資型クラウドファンディングは、複数人から資金を調達しファンドを通じて運用される投資方法のひとつです。
株式市場の停滞から違う投資先を探している方、インフレ・物価高でお金のことが不安な方、手間をかけずに今ある資金を投資をしたいにおすすめの投資方法です。
しかし、投資型クラウドファンディングは株式や投資信託への投資よりメジャーではないので不安に感じる人も多いと思います。
今回はそのような方のために、メリットだけでなくデメリットも合わせて解説しています。
それでは早速本題にまいりましょう。
投資型クラウドファンディングとは?

「投資型クラウドファンディング」は、インターネットを通じて複数の人から少額ずつ資金を集めて資金調達をする仕組みです。
特に投資型クラウドファンディングでは、投資した分のリターンを金銭で受け取れる特徴があります。
投資対象としては<未上場企業の株>や<オルタナティブ資産><不動産>など、通常では投資しにくい商品にも投資できるため、比較的新しい投資方法として注目されています。

資金を集める仕組みは一般的なクラウドファンディングと一緒だね。
ただし投資型クラウドファンディングはリターンを金銭で受け取れるよ。
投資型クラウドファンディングは危ない?危険?
確かに投資型クラウドファンディングを装った詐欺なども存在します。
通常、非上場の株式を扱う投資型クラウドファンディングは、<金融商品取引業者>として登録を受ける必要があります。
また、不動産の場合は<不動産特定共同事業許可>の登録が必要です。
実際に出資する前に、金融庁および国土交通省の登録を受けた<金融商品取引業者>や<不動産特定共同事業許可>の登録がある業者が運営しているか、確認を行いましょう。
投資型クラウドファンディングのメリットは?

投資型クラウドファンディングの3つのメリットを見ていきましょう。
1.投資が難しい商品にも投資できる
不動産の知識が必要な不動産投資や、個人の投資家には投資が難しいオルタナティブ資産などにも、投資型クラウドファンディングでは投資を行うことができます。
さまざまな商品に投資することによる、分散投資のメリットもあります。

例えば株式市場が低迷していても、違う投資先だからこっちで利益を得られる可能性もあるよ
2.出資をしたら放っておくだけで手間がかからない
基本的に出資をしたら、満期を迎え資金が返ってくるまで特にすることはありません。
毎日株価を見たり、市場の情報を集める必要がないため、忙しくて時間がさけない人にも簡単に投資を行うことができます。

「毎日の株価の上下に耐えられない!」っていう人にもおすすめ
3.少額から投資が可能
投資型クラウドファンディングでは、運営会社によりますが1万円から10万円ほどで投資をはじめることができます。
株式投資と比べても手ごろな価格で投資をはじめることができます。

貸付ファンドのFundsなんかは、1円から投資ができるよ。
Fundsについては下のおすすめ投資型クラウドファンディングでも紹介しているよ。
投資型クラウドファンディングのデメリットは?

メリットを見たところで投資型クラウドファンディングの2つのデメリットについても見ていきます。
1.資金が長期間拘束される
投資型クラウドファンディングの多くは、満期を迎え資金が返ってくるまでに数カ月から1年以上かかります。
途中解約も受け付けていないところが多いため、長期間の投資を前提に余剰資金で投資を行いましょう。
2.元本保証やリターンが保証されるわけではない
どのような投資でもそうですが、投資型クラウドファンディングでも元本保証ではありません。
また、想定利回りが設定されていることがありますが、必ずしも想定した利回りで運用されるとは限りません。
リスクがある商品であることを理解して投資を行いましょう。

これは株式投資や暗号資産への投資でも同じだね
おすすめの投資型クラウドファンディング

投資型クラウドファンディングは多数あるため、ここでは3つのおすすめを紹介します。
企業への貸付投資、国内不動産、海外不動産の投資先を扱うクラウドファンディングをピックアップしたので、自分に合った運営元を見つけてみてください。
1.Funds(ファンズ)

運営会社 | ファンズ株式会社 |
投資対象 | 審査を通過した企業 |
最低投資金額 | 1円~ |
想定利回り(年率) | 約1%〜3% |
Funds(ファンズ)は、資産形成をしたい個人とお金を借りたい企業を結ぶ「貸付ファンド」のサービスです。
上場企業や、未上場の企業にファンドを通じて、1円の少額から投資を行うことができます。
Fundsは「財務状況の健全性」「資金調達力」など厳格な審査を通過した企業のみが参加でき、リスクを抑える取り組みがなされています。
元本保証ではありませんが、今までの運用で「元本毀損」があったことは一度もありません。
2.COZUCHI

運営会社 | LAETOLI株式会社 |
投資対象 | 不動産 |
最低投資金額 | 1万円~ |
想定利回り(年率) | 3~12%程度 |
「COZUCHI」は2023年4月に累計調達額No.1を達成し、総ファンド数【77件】累計調達額【約399億円】の実績があるクラウドファンディングです。
物件画像や所在地などの物件情報はもちろん、<物件の強み>や<リスクヘッジ>をどう考えて運用や売却をしていくのか、豊富な情報を開示しています。
元本保証ではありませんが、これまで元本毀損が一度もなく資産を運用してきた実績があります。
3.TECROWD(テクラウド)

運営会社 | TECRA株式会社 |
投資対象 | 不動産 |
最低投資金額 | 10万円~ |
想定利回り(年率) | 8.0~11.5% |
「TECROWD(テクラウド) 」は国内外の不動産をファンドの対象物件としている不動産クラウドファンディングです。
海外ではオフィスビルやレジデンス、国内では障がい者を対象とした集合住宅(グループホーム)など社会貢献度が高い国内ファンドにも投資しています。
個人では難しい海外への不動産投資が可能なのが特色のひとつです。
最低投資金額は10万円からと他と比べて高くなっています。
投資型クラウドファンディングはどんな人におすすめ?

最後に「投資型クラウドファンディング」をおすすめできる人を見ていきましょう。
投資型クラウドファンディングはこのような方におすすめです。
- 毎日の値動きに不安を感じたり、ストレスを感じる方
- 情報を収集したり、投資の取引に時間を割けない人
- 上場株式以外の投資先を探している人
- 不動産投資に興味がある人
- 幅広い商品に分散投資したい人
投資型クラウドファンディングは、株式投資と違い個人や少ない資金で投資するのが難しい投資先へも投資できます。
世界情勢で株式市場も状態が変わってきます。
そのため、株式以外のより多くの投資先を検討している方におすすめです。
また出資を行った後は特にすることがないので、「忙しいけれども投資をしたい方」や「毎日の値動きにつかれた方」にも気楽に投資ができておすすめです。
まとめ:投資型クラウドファンディングとは?

今回は「投資型クラウドファンディング」についてまとめました。
投資型クラウドファンディングは、出資を行えば償還まで手間がかからないメリットがある一方、資金の拘束期間が長いなどのデメリットもあります。
想定利回りがあるので損をしないような印象を受けますが、あくまで想定であるためリスクをしっかり理解して投資を行いましょう。
上手に使えば分散投資として使うこともできますよ。