単元未満株(ミニ株)を1年投資すると利益はどのくらいになるの?
今回は単元未満株(ミニ株)を約1年間やってみたら利益はどのくらいになったのかまとめて見ました。
先に結果を述べると、含み損益は+109,788円、配当金は10,958円で合計120,746円の利益になりました。
この記事では投資した銘柄や、この1年で使用していた投資ツールなどをまとめています。
かなり運が良いタイミングで始められましたが、利益が出ていると投資は楽しいなと思います。
これから投資をしようとしている人も、すでに投資をしている人にも参考になればうれしいです。
それでは早速本題にまいりましょう。
※この記事ではミニ株を単元未満株として扱っています。
1年間・単元未満株を積立てた結果
投資した金額(元本) | 384,217円 |
評価額 | 494,005円 |
含み損益 | +109,788円 |
含み損益(%) | +28.57% |
1年間で得た配当 | 10,958円 |
投資した金額には配当を再投資した金額も含まれています。
約1年間単元未満株にコツコツ投資を行い、含み損益が10万9千788円・28.57%の利益がでました。
厳密にいうと、毎月決まった日に決まった金額を買い付けているわけではないので、イメージしている積立とは違うかもしれません。
平均すると月に3万円強を、定期的に少しずつ銘柄を購入しました。
大体1年の投資期間で配当と合わせると合計で12万746円の利益です。
含み益なので確定の収益ではありませんが、1カ月に1万円のペースで資産が増えたことがわかります。
1年間単元未満株に投資した銘柄の損益
具体的にどのような銘柄に投資したのか個別の銘柄を公開します。
銘柄 | 数量 | 損益(%) |
---|---|---|
三菱HCキャピタル | 141 | +32,853(+36.01%) |
稲畑産 | 23 | +18,147(+32.19%) |
KDDI | 15 | -435(-0.68%) |
三菱商事 | 13 | +34,151(+59.85%) |
三井住友 | 13 | +24,505(+41.30%) |
大和ハウス | 2 | +830(+12.53%) |
NTT | 150 | -525(-2.11%) |
積水ハウス | 2 | +238(+4.27%) |
信越化 | 4 | +24(+0.13%) |
合計 | 109,788(28.57%) |
本当は均等に金額を振り分けて投資をしたほうがいいのだと思いますが、銘柄によって5400円~9万くらいで投資している金額に差があります。
ご覧の通りNTT・KDDIがマイナスですが、売買を繰り返しても良い結果にならないことが多いのであまり気にしていません。
プラスの寄与率が高いのは、「三菱商事」「三井住友」で、この辺りはバフェット効果や日銀の政策転換への期待など市場の流れにうまく乗れた結果だと思います。
1年間単元未満株でもらった配当
1年間で得た配当の合計は、10,958円でした。口座はNISA口座のため、非課税です。
基本的に高配当株をメインに投資していたため、現在取得額で4.5%の配当利回りがあります。
連続増配や累進配当方針の銘柄を中心に選んでいます。
日経平均株価の推移
日経平均株価はこの1年で大きく値を上げました。一時、バブル崩壊後の最高値を更新し、現在も3万2000円台で推移ししています。
この1年で利益が出たのは、このような市場の流れの影響は大きいです。
株式投資の世界的名著『敗者のゲーム』という本の中で、「稲妻が輝く瞬間に市場に居合わせなければならない」という一説があります。
リターンの大部分を生む一部の上昇相場は「稲妻の瞬く瞬間」のようにわずかな期間で、かつ予測ができないということです。
そのため、自分に無理のない範囲で投資をし続け、市場から退場することなく市場に居続けることが重要です。
今後も単元未満株で投資を行いますが、今回はかなりタイミングが良かったとも言えます。
単元未満株投資で気をつけた点
銘柄を選ぶさいには2つの基準を設定しました。
- 高配当株であること
- 業界大手の企業で財務が安定していること
単元未満株では売買に手数料がかかるので、長期で保有することを前提にしています。
そのため、10年後20年後にも存在している可能性が高い大きな企業をメインに投資しています。
逆に短期間で株価上昇を期待するような銘柄には手を出しませんでした。
また、安定した収益を目指すために配当がしっかり出るところを選んでいます。そのため配当の金額、株主への還元姿勢や配当性向なども気をつけたポイントです。
株価が下がっても配当があると思えばメンタル的にも助かる
1年間の間、株式投資に利用したツール&参考にした本
投資信託で投資を行っていた間は、証券会社にログインして価格を見る程度だったのですが、単元未満株に投資をはじめていろいろなアプリやツールを利用しました。
moomoo
「moomoo(ムームー)」は、ナスダック上場のフィンテック企業が提供する、投資アプリです。
moomooでは、売買が大口中心なのか、小口中心なのか、注文・約定分析の項目や、積極売買トレンドの項目を見ていました。
また、機関投資家の項目も他のツールではあまり見られないので、どのような大きな流れがあるのか確認するために見ていました。
あとはヒートマップなどを見て全体の動向を確認することが多かったです。
moomoo証券 – 日米株取引・投資情報・リアルタイム株価
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≫ moomoo証券
【関連記事】
米国株に強い金融アプリ「moomoo」の使い方は? | moomoo証券(ムームー証券)
Yahoo!ファイナンス
Yahoo!ファイナンス
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Yahoo!ファイナンスでは、保有銘柄を追加して日々の損益を見ていました。
証券会社にログインすればスマホからでも損益は見れるのですが、起動から確認までが素早くできるので主にこっちを使っていました。
ポートフォリオをいくつか作れるので、保有銘柄とは別に監視銘柄などを分けて登録して、保有していない銘柄もあわせてチェックしていました。
掲示板もありますが、銘柄によっては荒れていることもあり、たまに見る程度で積極的には活用しませんでした。
配当管理
配当の管理は、「配当管理」アプリを使用していました。
SNSでも使ってる人をよく見ます。配当に特化しているので、機能がシンプルなのが使いやすいです。
保有銘柄が下がっているときには気持ちが落ち込むので、この画面を見ていました。
配当管理
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マネックス証券・銘柄スカウター
銘柄スカウターはマネックス証券が提供する「銘柄分析ツール」です。マネックス証券に口座があれば無料で使うことができます。
「業績推移」「キャッシュフロー推移」「セグメント構成」「年間配当履歴」「実績配当性向」「自己株取得」など、企業分析に必要な情報が一括で見れるのでじっくり考えたいときに利用していました。
情報量が多い&見やすいグラフや構成で、使いやすいです。気になる銘柄があれば、とりあえず銘柄スカウターで見ていました。
【関連記事】
「マネックス証券」の口座開設までの流れ・手順 | オンライン&スマホでできるやり方
株探(かぶたん)
株探(かぶたん)は、株式投資に関するあらゆる情報を提供する「株式専門情報サイト」です。
株探では主に「市場ニュース」を参考にしていました。
決算や株価に影響するニュースなどが速報で流れてくるので、「TopNews」と「決算速報」はチェックしていました。
株探プレミアムだと、企業業績の表示期数を最大25期分見ることもできます。
【関連記事】
株の情報収集なら株探プレミアム | 料金や評判無料版との比較をまとめてみました【米国株・日本株】
投資で参考にした本
本では、長期株式投資さんの本を参考にしていました。
日本株・配当株をメインにした本です。単元未満株を利用して、1株ずつの積立投資をおすすめされています。
配当を軸にした堅実な投資方法や具体的な銘柄選定を紹介していて参考になりました。
読み終えた後でも時間があるときにパラパラとめくって復習をしています。
初心者にもやさしく丁寧な文章なのでこれから投資をしようかなという人にもおすすめです。
まとめ:1年間単元未満株(ミニ株)をやってみたら利益はどのくらいになる?
今回は単元未満株を1年間やってみた結果をまとめました。
この1年間はタイミングよく上げ相場でしたが、今後は下げ相場がそのうちくるでしょう。
そんな時でも「敗者のゲーム」で述べられているように市場から退場せずに、できる範囲でコツコツと積立てていくことが重要です。
株価が上がり続けることも下がり続けることもありません。
様々なツールで分析やメンタルを保ちつつ長期でじっくりと投資をしたいですね。
【参考記事】これから単元未満株をやるなら「ワン株」×「ferci(フェルシー)」が使いやすそう
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