資産運用って必要?資産運用の重要性やどんな種類があるのか教えて!
今回は「資産運用」の<必要性>や<種類>などについてまとめました。
資産運用ときくと、NISAや株式投資のイメージが強いですが実際には様々な運用方法があります。多くの人が行っている「預貯金」も資産運用のひとつです。
資産運用には元本割れのリスクなどのデメリットもありますが、インフレや社会情勢的にも現在ではメリットや必要性が高くなっています。
どんな種類があるのか、種類ごとのデメリット・メリットがあるのか考えて自分に合った資産運用を行いましょう。
それでは早速本題に参りましょう。
資産運用はなぜ必要?|資産運用の必要性
「資産運用」とは、持っているお金・資産を「預貯金」や「投資」することで資産価値を増やすことを言います。
資産運用が必要な理由は下記のようなものがあります。
ひとつずつ見ていきましょう。
1.低金利
日本では、1999年3月に「ゼロ金利政策」を行い、その後も低金利状態が続いています。そのため、銀行口座にお金を預けてもほとんど増えない状態が続いています。
普通預金の平均年利率は「0.001%」です。(※2023年3月)
100万円を銀行に預けたとしても、1年間で「10円(税引前)」しか利息としてもらうことができません。
最近ではネット銀行など金利が高めに設定されている場合もありますが、高くとも0.2%から0.1%程度です。効率的にお金を増やすためにも、資産運用を学ぶ必要があります。
0.2%だとしても100万円を1年間預けて利息は2000円(税引前)だね。
2.高齢化
日本は高齢化が進んでおり、そのため年金や介護費用など社会保障費が増えています。
国の支援は今のところ期待できず、老後2000万問題など、自分自身で将来のお金を貯める必要性が高まっています。
また社会保険料の引き上げなど、給与から引かれる金額も多くなっています。
3.インフレ対策
最近では世界各国でインフレが問題になっており、日本も影響を受けています。
「インフレ(インフレーション)」とは、物価が上昇することで、同じ金額で買える商品やサービスが減ってしまう現象のことを指します。
100円で買えていたりんごを120円出さないと買えないということは、その分「お金の価値が下がってしまった」と言えます。インフレが進むと、自分の持っているお金の金額は変わらないのに買えるものはどんどん減ってしまいます。
インフレ率よりも高い収益を期待できる投資先を選択することで、お金の価値を維持したり、増加させる必要があります。
例えば、株式や不動産などの投資先は、収益性が高く、長期的に見てインフレに強いとされています。
「資産運用」の種類
資産運用にもローリスクなものからハイリスクなものまで、様々な種類があります。
ひとつずつ特徴を見ていきましょう。
ゆるふわは預貯金以外だと「投資信託」から初めて、今は「預貯金」「投資信託」「株式投資」「暗号資産」をやってるよ
預貯金
最低投資価格 | 1円~ |
投資方法 | 銀行口座へ預ける |
メリット | ・元本が割れることはほぼない ・引き出したいときに引き出せる |
デメリット | 収益がほとんどない |
「預貯金」も資産運用のひとつです。すぐに使う可能性のある現金や、何かあったときに使う一定金額の現金は預貯金がおすすめです。
しかし預貯金は先ほど述べたように、現在では利息がほとんどつかないので、インフレ対策や将来の資産形成には不向きです。
貯蓄型保険
最低投資価格 | 月額料金(保険会社・加入者により異なる) |
投資方法 | 保険会社との契約 |
メリット | ・生命保険料控除が受けられる ・保険と貯蓄を両方準備できる |
デメリット | ・収益性が悪い ・途中解約すると元本割れするリスクがある |
「貯蓄型保険」は保険料を積み立てていく保険商品です。
解約時や満期に解約返戻金や払戻金などを受けとることができます。
「貯蓄型」は「掛け捨て型」に比べて保険料が高い傾向があります。毎月保険料が支払えないと解約となったり、途中解約すると元本割れを起こすリスクがあります。
債券投資 | 国債
最低投資価格 | 個人向け国債なら額面1万円から |
投資方法 | 証券会社や銀行などの金融機関で購入可能 |
メリット | ・低リスク ・安定した収益を得ることができる |
デメリット | ・収益性が悪い ・インフレや金利リスク |
「債券投資」とは、企業や政府が発行する借入証券である債券を購入して、その利息や元本を受け取ることによって利益を得る投資方法のことを指します。
国が発行するものを「国債」、地方公共団体が発行するものを「地方債」、一般企業が発行するものを「社債」と呼びます。
債券投資は国や地方公共団体が発行するため、低リスクではじめることができます。
しかし、日本の国債などは低金利が続いているため、収益性が悪くなっています。債券投資を行う場合は、外国債券なども検討してみましょう。
日本の10年国債の利回りは約0.26%だよ
投資信託
最低投資価格 | 100円~ |
投資方法 | 証券口座・銀行などで購入可能 |
メリット | ・少額投資が可能 ・専門家が運用 ・一つの商品で分散投資ができる |
デメリット | ・元本保証がない ・手数料がかかる ・株のようにリアルタイムの売買ができない |
「投資信託」は投資家から集めたお金を専門家が株式や債券、REITなどで運用し、運用成果を投資家に分配する商品です。
「売却益」や「分配金(投資家に還元されるお金)」で利益を得ます。(分配金がない商品もあります。)
投資信託は「積み立てNISA」や「iDeco」の運用商品としても扱われています。
投資信では、1日1回の基準価額で取引されます。
投資信託の商品では、S&P500や日経平均など指数に連動する「インデックスファンド」が人気です。運用は専門家が行うため、今まで株式投資などを行ったことがない人にもおすすめです。
しかし専門家が運用するため、信託報酬など「手数料」がかかります。
投資家に人気のある「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」の信託報酬率(年率・税込)は、<0.0968%以内>だよ
ETF
最低投資価格 | 数千円~数万円 |
投資方法 | 証券口座に口座開設で購入可能 |
メリット | ・専門家が運用 ・一つの商品で分散投資ができる ・株のようにリアルタイム取引が可能 |
デメリット | ・元本保証がない ・手数料がかかる |
「ETF」はExchange Traded Fundsの略で、「上場投資信託」です。
投資信託と同様に投資家から集めたお金を専門家が株式や債券、REITなどで運用し、運用成果を投資家に分配する商品です。
投資信託と似ていますが、上場している場合ETFとなります。
「売却益」や「分配金(投資家に還元されるお金)」で利益を得ます。
ETFは上場しているため、1日1回のみ価格が決まる投資信託と違い、株式と同じように「リアルタイム取引」が可能です。
ETFも投資信託と同様に手数料がかかりますが、一般的にETFの方が投資信託より手数料などの「経費率が低い」と言われています。
株式投資
最低投資価格 | 数万円~ (単元未満株の場合、数百円~) |
投資方法 | 証券口座に口座開設で購入可能 |
メリット | ・長期的には高いリターンが期待できる ・株主として企業経営に参加できる ・流動性が高い |
デメリット | ・元本保証がない ・情報収集や知識が必要 |
「株式投資」は上場企業の株を購入して、「配当金」を得たり「売却益」を得る投資方法です。
株式投資は長期的には高いリターンを期待できますが、そのためには社会情勢や企業分析など情報収集を行う必要があります。書籍やデモ取引などである程度学んでから行いましょう。
株式は通常100株からしか買えませんが、1株(単元未満株)から買える証券会社もあります。
その場合、資金が少なくとも株式投資をすることができます。
【関連記事】デモ取引や投資についても学べるアプリ「moomoo」
米国株に強い金融アプリ「moomoo」の使い方は? | moomoo証券(ムームー証券)
不動産投資
最低投資価格 | 数百万円~ |
投資方法 | 物件を購入 |
メリット | ・節税効果 ・保険代わりになる |
デメリット | ・投資用にローンを組む必要がある ・初期費用の金額が大きい |
「不動産投資」は不動産を取得して貸し出すことによって家賃収入を得る投資方法です。
また、取得した不動産を売却して売却益を得ることもできます。
自己資金が豊富にあり、税金対策などを行いたい場合は不動産投資に向いています。
マンションなどの物件を購入するイメージが強いですが、実際の不動産を取得せずとも不動産へ投資を行う方法もあります。
REIT(リート)
REIT(リート)は「Real Estate Investment Trust 」の頭文字をとったもので、「不動産投資信託」のことです。
投資家から資金を集め、不動産投資を行いその収益を投資家に還元する金融商品です。日本で行われるREITは「J-REIT」とも呼ばれます。
REITは証券会社で購入することができます。商品には個別銘柄や投資信託、ETFが存在します。
不動産投資型クラウドファンディング
「不動産投資型クラウドファンディング」は運用会社が投資家に出資を募り、運用会社がその資金をもとに不動産投資を行う投資方法です。
REITは投資する不動産を選ぶことができませんが、不動産投資型クラウドファンディングでは投資する物件を自分で選ぶことができます。
また、不動産投資型クラウドファンディングは、数万円から投資することができます。
【関連記事】不動産クラウドファンディングについて知りたい方はこちら
【初心者】不動産クラウドファンディングとは? | 仕組みやデメリット&メリットを解説
暗号資産(仮想通貨)
最低投資価格 | 1円~(取引所・銘柄による) |
投資方法 | 暗号資産現物取引所に口座開設で購入可能 |
メリット | 将来性 |
デメリット | 価値が急落する可能性がある |
「暗号資産(仮想通貨)」はビットコインやイーサリアムなどに代表される「データ資産」のことです。暗号資産も売却益を狙うやり方が一般的です。
画像は過去5年間のビットコインのチャートです。価格の上下が大きいのがわかります。
暗号資産はハイリスクのため、投資を考えている人は学習をして行うなど準備をして行いましょう。
いきなり投資するのが不安な場合は、ポイントで暗号資産に投資できたり、暗号資産がもらえるサービスなども存在するのでそちらから試してみるのもおすすめです。
【関連記事】無料でビットコイン(BTC)をもらうならCheeese(チーズ)アプリ
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マネイロは怪しい?なぜ無料?口コミ・メリットデメリットを解説 | マネーセミナー
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資産運用で気をつけること
最後に資産運用をする上での気をつけることを見ていきましょう。
分散投資を行う
複数の投資方法を行ったり、株式・債券・不動産など複数の商品に投資しましょう。
投資の格言で「卵はひとつのかごに盛るな」という言葉があります。
一つのかごを落としたとしても、他のかごに卵を入れておけばその卵は無事に済みます。ひとつの商品に損失がでても、他の商品で利益が出ることがあります。
自分に見合ったリスク許容度を考える
自分がどの程度リスクを許容できるか考えて投資しましょう。
リスク許容とは、「どのくらい投資元本がマイナスになってもメンタルが平気か」「どのくらい資産が減っても生活に支障がないか」ということです。
自分の年齢や、資産状態、資産の減少に対するメンタルの強さなどを踏まえて考えましょう。
ハイリスクな商品はハイリターンを得る可能性がありますが、元本を失う可能性も多いです。自分がどの程度リスクを許容できるか考えてから投資を行いましょう。
まとめ:「資産運用」はしない方がいい?
今回は資産運用の必要性や種類についてまとめました。
デフレではあまり問題になりませんが、インフレになるとお金の価値が減っていてしまうため、資産運用の重要性が増してきます。
「難しそうだな」と感じる人も今は無料で学習できるサービスなどもあるので是非活用してみてくださいね。
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