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【危険?】「高配当株はやめとけ?」 | リスクやメリット・デメリットを解説 | 高配当株の選び方

投資・マネー

高配当株に投資したいんだけど、やめておいたほうがいい?リスクやメリット、気をつけることを教えて!

「高配当株」とは、株主に対して<配当金>を多く支払うことを特徴とする株式のことです。

高配当株は高い配当金や安定した収益で投資家に人気があります。しかし一方で「高配当株はおすすめしない」という人もいます。

今回は、高配当株の<リスク・デメリット><メリット>の両方についてまとめました。

高配当株をどういう基準で選んだらいいかわからない人のために、選び方選ぶさいの注意点も一緒にまとめています。

それでは本題に参りましょう。

高配当株とは?

「高配当株」で不労所得を得よう

「高配当株」とは、株主に対して<配当金>を多く支払うことを特徴とする株式のことです。

「配当利回り何%以上が高配当」という定義はありませんが、一般的には4%以上が高配当株とされています。

配当金は企業にもよりますが、年に1~2回もらうことができます。保有している株式数に応じて支払われます。

ゆるふわ
ゆるふわ

ちなみに日経平均の平均配当利回りは「2.23%」だよ

高配当株の利回り計算方法

配当利回りは次の計算式で計算できます。

配当利回り(%)= 1株あたりの年間配当金額 ÷ 1株あたりの株価 ×100

購入したときの配当利回りが知りたい場合は、1株当たりの株価を「購入時の1株当たりの株価」に、現在の配当利回りが知りたい場合は「現在の1株当たりの株価」にするとそれぞれ配当利回りを求められます。

配当利回りは「同じ年間配当額」の場合、株価が安い方が配当利回りが高くなります。

年間配当が10円で、1株が100円の場合、配当利回りは10%(=10÷100×100)になります。同じ年間配当が10円で1株が200円の場合、配当利回りは5%(=10÷200×100)となります。

「高配当株」のリスク・デメリット

「高配当株」のリスク・デメリット

「高配当株」のリスク・デメリットには以下のことがあげられます。

  • 減配や無配のリスクがある
  • 売却益を狙いにくい
  • 米国株の場合、二重課税される

減配や無配のリスクがある

配当金は、企業の業績や利益によって変動します。

そのため、企業の業績が低迷している場合や、将来的な業績不安がある場合、配当金を減らす「減配」や配当金を支払わない「無配」のリスクがあります。

売却益を狙いにくい

高配当株は長期で安定した企業が多いため、成長性の高い企業に比べて株価の上昇率が低いことがおおいです。

値動きが小幅なため大きく売却益を狙うことは難しいです。

逆に言うと、大きく下がるリスクも低いため損失を出しにくいとも言えます。

配当金にも課税される | 米国株の場合二重課税

売却益だけではなく、配当金にも課税がされます。

配当金税率:20.315%(所得税15.315%、住民税5%)

NISAを使っている場合は非課税で配当金を受け取ることができます。

ただし、米国株の場合、NISAで非課税であっても米国では課税されるため、配当金には米国現地の源泉徴収税10%が課税されます。

NISAを使っていない場合、日本と米国の両方で課税されてしまうため、外国税額控除を受けることができます。控除を受けるには確定申告を行う必要があります。

「高配当株」のメリット

「高配当株」のメリット

「高配当株」のメリットには以下のようなものがあります。

  • 配当が得られる(インカムゲイン)
  • 株価暴落時でも心理的に助かる
  • 長期投資に向いている

配当が得られる | インカムゲイン

一番のメリットは配当が得られることです。売却益より安定した収益となることが期待できます。

また得た配当を再投資に回すことにより「複利効果」によってさらに利益を得ることができます。

【関連記事】

長期投資は何故損をしにくい?|複利の効果を利用して利益を得よう。

株価暴落時でも心理的に助かる

世界の情勢によって、株価が暴落するときがあります。

しかし高配当株は配当金が得られるため、精神的な安心を得ることができます。

リーマンショックの際は40%以上の下落率でしたが、配当を維持した企業もあります。

長期投資に向いている

高配当株は安定した収益源になるため、長期的な投資に向いています。

また、企業が配当を増やすことによって将来的に配当利回りがさらに高くなることがあります。

高配当株は一般的に株価の変動リスクが低いため、長期で持つことでリターンが高くなることが期待できます。

「高配当株」の選び方

「高配当株」の選び方

「高配当株」を選ぶさいの基準はいくつかあります。メリットやデメリットを踏まえて選びましょう。

高配当株ランキングで選ぶ

配当金が目的なら、シンプルに「配当利回りの高い銘柄」を基準に選ぶ方法があります。

日本株予想配当利回りランキング

銘柄名予想配当利回り
世紀東急工業6.44%
アールビバン6.14%
JT6.14%
2023.07.18現在

米国株予想配当利回りランキング

銘柄名予想配当利回り
TORM A18.03%
インターナショナル・シーウェイズ17.39%
アーチ・リソーシズ A15.71%
2023.03.23現在

デメリットでも述べた通り、現在の配当利回りが高くても今後も同じ配当が続くとは限りません。減配・無配のリスクがあります。企業分析などを行い、目先の利回りに飛びつかないように注意しましょう。

連続増配を続けている銘柄

安定した高配当株を購入したいなら、「連続増配」を続けている銘柄で選びましょう。

日本株

銘柄名予想配当利回り増配年数
三菱HCキャピタル4.34%23年
KDDI3.38%20年
リコーリース3.35%22年
2023.03.01時点

米国株

銘柄名予想配当利回り増配年数
ノースウェスト・ナチュラル・ガス4.25%67年
スリーエム5.91%65年
スタンレー・ブラック・アンド・デッカー4.18%56年
2023.03.23現在

日本株に比べて米国株の方が増配年数は長い傾向にあります。

高配当株etf

分散して高配当株を購入したいなら「ETF」がおすすめです。

ETF(Exchange Traded Fund)とは、証券取引所で上場され、株式のように売買できる投資信託の一種です。ETFはさまざまな銘柄で構成されています。そのため、複数の銘柄に分散投資をすることができます。また、ETFの場合は配当金ではなく分配金と呼ばれます。

国内ETF

銘柄名予想分配利回り
NEXT FUNDS ブラジル株式指数・ボベスパ連動型上場投信10.28%
iシェアーズ 米ドル建てハイイールド社債 ETF(為替ヘッジあり)5.05%
上場インデックスファンド新興国債券5.01%
2023.03.23現在

米国ETF

銘柄名予想分配利回り
グローバルX S&P 500・カバード・コール ETF11.75%
グローバルX NASDAQ100・カバード・コール ETF11.77%
JPモルガン・米国株式・プレミアム・インカムETF12.09%
2023.03.21時点

ETFは保有時も「信託報酬」などの費用がかかる場合があります。

「高配当株」を購入する際の注意点

「高配当株」を購入する際の注意点

最後に高配当株を購入するさいに注意したいことをまとめました。

企業分析を行う

業績が安定しているか「企業分析」を行いましょう。業績が安定していない場合、減配や無配のリスクが高くなってしまいます。

企業分析を行うにはダウンロード無料で使える「moomoo(ムームー)」というアプリをおすすめしています。

moomoo
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「moomoo」では日本株・米国株などを含めた7つの市場の企業データを見ることができます。

「財務分析」「売買動向」「テクニカル」「ファンダメンタル」「決算情報」などがひとつのアプリにまとまっているため、多方面で分析することができます。

ゆるふわ
ゆるふわ

もちろんチャートもリアルタイムで見ることができるよ

ダウンロードは無料なので積極的に利用しましょう。

金融アプリ「moomoo(ムームー)」
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【関連記事】「moomoo(ムームー)」の詳しい使い方はこちら

米国株に強い金融アプリ「moomoo」の使い方は? | moomoo証券(ムームー証券)

分散して投資を行う

配当利回りだけを重視するのではなく、なるべく幅広い銘柄・業種に投資しましょう。

しかし、分散して投資をするにはまとまった資金が必要です。

資金が不足している場合は、「ETF」の活用や1株から購入できる「単元未満株」での投資も検討しましょう。

まとめ:高配当株のリスクやメリット・デメリットを解説

今回は高配当株についてまとめました。

配当金で安定した収益を得たい場合には高配当株はおススメです。しかし配当のみで生活するにはかなりの資金が必要なため、目指す方向によっては配当より売却益を狙った方がいいこともあります。

メリットやデメリットをしっかり確認したうえで自分のスタイルの投資をしていきましょう。

【関連記事】配当金シミュレーション

【関連記事】「moomoo(ムームー)」の詳しい使い方はこちら

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